ジェフ・ブリッジズの、こういったシリアスな役はあまり見たことがなかったのですが、心の奥底にズシリときました・・・
奥の奥の真っ暗な部分で、二度と再生できない淵で繋がった夫婦
そんな夫婦である男女が
罪悪へ堕ちてしまうその前に
なんとか、その堕落の壁にしがみついて
現実を逃避しながら、現実を生きようとする・・・
母親(キム・ベイシンガー)が最後にとった行動は、私には一つも理解できない
だけど、それは、彼女を襲った喪失が、私の想像を遥かに超えているから・・・なのかもしれない
ボヤっと抽象的な部分もあれば、具体的な細部もあって
全体的にアーティスティックな雰囲気もあり
とても、とても、重いテーマですが、それだけ見応えはありました
少年の処女作
絵画の数々
タイトルにもなっている児童書
キム・ベイシンガーの空気
どれを取っても、私の好きな香りで包まれていた
「靴は脚に履かれていた・・・」のだ