Filmarksのオンライン試写会にて
10代の甘くて切ない恋愛映画では全くなく、将来を賭けた受験戦争と残酷ないじめ、さらには貧困と暴力と闘う高校生のお話。
正直あんな進学校的なところでそんないじめ起こるかな…?ってレベルのいじめで驚き。
優等生の彼女が不良少年に求めたのは、甘酸っぱい恋心とかときめきとかそういうものじゃなくて、安心と居場所だったんだろうな。
冒頭の自殺のシーンと最後の面会のシーン、この2つだけでも映画館で観る価値があると思う。この映画を象徴する素晴らしいシーン。
受験戦争シーンも日本のセンター試験とは比べ物にならない程の規模と深刻さで、あの1度の試験に人生をかけて勉強するのって、真剣なら真剣なほど大変なことだと思う。10代で背負うべきなの…?
俳優たち(特に女の子たち)の演技も素晴らしいのですぐに引き込まれる。正直ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、人によって違うのかもしれないけど、残るものはそんなに暗く重いものじゃないはず。