Soseki

少年の君のSosekiのネタバレレビュー・内容・結末

少年の君(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

感動した方は読まないでください。
個人的な記録です。

とりあえず面白かったのは確か。
笑えるという意味ではなくて、現代中国の世相がよくわかるのと、話の展開がよく考えられているので。邦題の少年の君も、最後の方でなるほどねと。しかし、その辺りから現実に引き戻され、感情移入より別の思考が回転しはじめた。

そもそもいくら性格がアレでも日本なら東大目指すような頭のいい女子が受験直前のあのタイミングであそこまでやる?というのが根本的にある。
そしてイジメは先生と警察にきちんと申し出ましょう…まあそうだよなとは思うけど、中国警察には逆らうな、全部わかってるぞというアピールにも見えてちょっと怖い。一度チクってその結果、より酷い目に合ってるんですけど、そこは刑事は反省しないのか。
最後の中国のイジメ対策アピール。まあイジメを見ないふりするよりよほど良いことだけど、ここまでくると映画というよりイジメ防止啓発動画のよう。

ちなみに彼女は2011年に事件を起こして、4年服役、2015年に英語教師ということは、大学に行かずに(それとも通信教育?)英語教師になったのかな。中国の成人年齢は18歳のようで、彼女は大学に受かるまで大人ではないと言っていたが、法的には大人だったということか。理系進学クラスなのに英語教師というのは冒頭から疑問ではあった。
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