しんどう

少年の君のしんどうのレビュー・感想・評価

少年の君(2019年製作の映画)
4.6
中国、受験戦争を戦う女子高生と、チンピラ少年の出会い。主演2人のつながりに圧倒された。
進学校におけるイジメ、周りの無関心、ライバルの脱落を願う気持ちなど、とてもリアルに描写されている。ヒロインのチョウドンユイは、チンピラ役のイーヤンチェンシーよりもかなり年上だが、映画の中ではとてもそんな風に見えず、内気な受験生を見事に演じていた。
若い2人がともに画面の中にいるだけで、胸を締め付けられるような切なさを感じる。警官に追われた2人が追い詰められるシーン。緊迫感と違いを思う気持ちがないまぜになったシーンで、とても感動した。ストーリーも最高に面白く、一瞬も目を離せない135分だった。
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