特にひねりもなくストレートにいじめを描く2011年がしんどかったけど、冒頭の2015年を頼みに乗り切れた。
さながらリュウと内藤剛志がいない家なき子のようだけどチョウドンユイ演じる主人公が原則サンドバッグなのでただただ辛い。
表情筋を大きく動かさずに細かく自然な表現をするには、しっかり鍛えておく必要があるんだろう。チョウドンユイは鼻の穴を開くだけでなく自在に閉じることもできて感心した。
受験はともかく、貧困が原因の強制的ネグレクトとか、ストリートチルドレンとかストリートチルドレンと扶養される子供の格差のほうが気になった。
中国ではストリートチルドレンが現在進行形の問題だけど国家の恥なので緘口令が敷かれているそうだ。国策としての選択と集中の犠牲者ともいえる。早くなんとかなるといいですね。