【優等生少女とチンピラボディガード少年の友情・愛情】
いい作品でした。
日本の有名小説家の著作と内容が似ているという批判もあるようだが自分はその小説家の作品を読んだことがないので純粋に映画を楽しんだ。
中国における受験戦争、いじめ、経済格差をけっこうリアルに描き出しており、ちょっと驚くくらいだった。
いじめに遭ったクラスメートのヘルプサインに気付かず惨事となり、代わっていじめの標的になってしまう優等生チェンが、暴行されるシャオベイをたまたま見かけて今度は勇気を出して通報しようとした一件が二人の出会い。
その後しばしば激しく口論しながらも二人は惹かれあっていき、シャオベイはチェンのボディガードを引き受ける。
チェンから適度に距離をとって歩くシャオベイ、二人の姿が胸を打つ。
登場シーンのおそらく半分以上は泣いているチェン役のチュウ・ドンユイと、シャオベイ役を好演するイー・ヤンチェンシー、二人ともイイね。
中国はこの映画のようにいじめ自死事件にはすぐ警察が入ってくるのかな。