ベカオースター

呪いのキス -哀しき少女の恋-のベカオースターのレビュー・感想・評価

3.5
胡散臭い山師たちと行動を共にする青年がバンコク空襲を逃れ故郷に戻り再会した初恋の少女は家畜を襲い臓物を喰らうガスー(人魂)だった。三角関係ボーイ・ミーツ・ガールの切なさや禁断の恋の苦しさと呪いの禍々しいミクスチャー感に郷愁と恐怖を覚える、ひばり書房がチープトラウマな児童だった輩に刺さる貸本文化な肌触りのガッツリ泣けるタイ産ホラー。ホラーとしては粗いけどラブロマンスとしては最高過ぎると思ったら大傑作「チョコレート・ファイター」の脚本家でした。