みつばち

アウシュビッツの会計係のみつばちのレビュー・感想・評価

アウシュビッツの会計係(2018年製作の映画)
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記録
70年前の罪を裁く上で重要なのは、未来のために判例を作ること。人種、宗教、部族を理由に殺戮を繰り返す人々に、何年かかっても罪は裁かれるということを指し示すこと。複雑な裁判の目的を指し示していてわかりやすかった。

倫理的な罪は認める、許して欲しいと言っていたが、戦争時にユダヤ人を殺戮することに抵抗がなかったことも証言や態度から感じた。
上から命じられたことだとしても、従う人たちがいなければ歯車は回らなかった。なぜ人種が異なるだけで人を見下して迫害できるのか、理解ができない。
色々考えさせられたが、未来に活きる証言をした犠牲者たちの勇気に心をうたれた。
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