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人生をしまう時間(とき)のchinatsuのレビュー・感想・評価

人生をしまう時間(とき)(2019年製作の映画)
4.5
予想通り、涙が溢れてしまった。ひとりひとりの最期の時間(とき)を迎えるまでと、その時間が追われていて、その人に関わる家族や医者、看護師、ケアマネージャーたちの様子がとても伝わった。
自分が最期を迎えるときになったら、あるいは自分の両親や祖父母の最期を迎えるときになったらと、映像を観ながら自分ごととして考えてしまった。「個性」や「自分らしさ」というものは、年を重ねてから本当に現れるものなのかなぁと思った。それぞれどこで、誰と、どんな治療を受けて最期を迎えたいかが違って、それらが個性とかが現れる瞬間のように感じた。
とりあえず、祖父母にいますぐ会いたくなった映画だった。
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