マドリッドに住むレオはロマンス小説の覆面作家。名前を伏せ、夫に内緒で活躍しています。
ただ現実には愛する夫には冷たくされる寂しい毎日…理想と現実の乖離からハッピーエンドの小説に逃げていたのです。
言わば、この作品は彼女がいかに辛い現実に立ち向かうのか?…がテーマ。
先ずいつもながらのオープニングクレジットのカッコ良さ…カラフルな衣装にインテリアも印象的…しかしこれまで観た作品に比べると若干トーンが抑えめです。
そして1番の特徴は作品の中でも重要な役割を持つ"フラメンコ"。
…と思ったら、なっなっなんと!とっても憧れた『フラメンコの貴公子』ホアキン・コルテス!!! もーっ、それだけでスコア、マシマシです。
日本公演のDVDも持っていたは・ず・・彼の素晴らしい上半身裸で肩までの長髪を振り乱し踊るスタイルは、まさに芸術そのもの!長い手足で指先が特に美しい!あっという間のダンスシーンでしたが感動です!欲を言えばもっと観たかった〜っ!
ちょっとストーリーを忘れかけましたが…アルモドバルのとてもポジティブな女性讃歌は健在。
前向きになれる素敵な作品です。