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私の秘密の花のdeborahharryのレビュー・感想・評価

私の秘密の花(1995年製作の映画)
3.6
note- director
目標、1986年以前の初期作品、上映見逃した、もしくは日本未公開だったもの、今年中に制覇すること。あと5本。 

監督にしては、過激度&変態度5段階中1。
まとも路線というより弱気。

1995年表向きはメロドラマ。
比喩にカサブランカ。
フラメンコ親子登場。ムスコ本職。
一服の清涼剤は、妹ロッシ・デパルマと、わちゃわちゃのお母さん。
失意の中、助けてくれる人あり。
特に女性の友情。
基本路線のじーんとくる精神的な自立。

オール・アバウト・マイ・マザーと、ボルヴェールに繋がるネタあり。
冒頭の臓器移植のふりは本編に繋がっていない。

推測:この数年前、アントニオ・バンデラスがアメリカでデビューしちゃって、失意しているのは監督ではないだろうか。フラメンコのムスコ、役名がアントニオ。劇中で許してあげている、というより、ふっ切ろうとしている。
再タッグ「私が生きる肌」で、ハリウッドに洗脳されたアントニオをこてんぱんにダメ出し。
「ペイン・アンド・グローリー」はこの辺がモデルのような。
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