もうね、めちゃくちゃ良かった！！
ここ最近のミュージカル映画の中で、一番綺麗にミュージカル映画やってたなってくらい良かった。
現地で観たいな〜と思ってたトニーノミネート作品だったので、ネトフリオリジナルで配信、とても感謝。(サントラ聴いてても具体的にどんなシーンなのかわからないし英語も完全に理解できないのでどんな形であれ映像で鑑賞できるのありがたい)
ミュージカルの映画化って、有名俳優のプロモ作品で滑って終了することも往々にしてあり(最近だと猫とか)、出演者が豪華すぎるので制作リリースの段階で若干危惧していたけど、プロムは全くそんなことなく、映像、演出、展開、メッセージ性全て抜群に良かった。
ミュージカルの二大固いジャンル、ハイスクールもの×ショービズもののコラボもポイント。
ミュージカルのハイスクールものって相性が良くて外れにくいと個人的に思っていて、そこに10代のLGBTQの話、同級生やPTAに立ち向かっていくストーリー、さらに落ち目のブロードウェイ俳優達が絡んでくる、と、普通のハイスクールプラスアルファのスケールであるところもすごく面白い。かといって広がりすぎず、キャラクターそれぞれの掘り下げや回収も適度になされてるのほんとすごい。
どのナンバーもキャッチーで楽しくなり、みんなに語りかけ、勇気付けられる作品だと思います。
キャラクター達の気持ちの動きでかなり泣いちゃった。
個人的に、ミュージカルおたくとしてはミュオタの校長先生の語り歌にかなり共感できました。笑
あと、色んなミュージカルのタイトルも沢山出てきます(^^)
舞台作品という限定的な空間からお茶の間でも観れる作品として届けてくれて、感謝です。
