ゴリゴリにライアンマーフィーの世界観で笑った。ライアンマーフィー自身がゲイっていうのもあって、昔っから自分が手掛ける作品に、ジェンダーだけじゃなくて色んなマイノリティを出すのが好きなんだよね。まあでもライアンマーフィーのこの皮肉と自虐たっぷりの感じに慣れがないとふざけてんのか？って思うかも。
落ち目のブロードウェイキャストって設定にしたのは大好きなミュージカル調にしたかったのがバレバレだし笑 でもニコール・キッドマンのシカゴのくだり、明らかにAll that jazzをパロってるし、メリル・ストリープが校長に歌うやつもあれきっとFunny Girlのパロディで笑った。ふざけすぎ。
ストーリーとしてはご都合主義だけど、一般的にセレブが色んな「人権活動」とかってしてるのが、問題の本質を突かないキャンペーン活動みたいなものなのを皮肉ってるのは良くわかるし、あと同性愛がキリスト教に反するって主張する人達に対してキリスト教教義を好きに解釈してんじゃねえぞ、という「汝の隣人を愛せ」の曲は個人的に面白かったと思う。全体のお話としては面白くないんですけどね。
