このレビューはネタバレを含みます
めっちゃ良い。
同性愛がテーマではあるが、登場人物によってはそれが関係なく(メリル・ストリープと校長の話とか)、結局各人が人との繋がりを経てそれぞれの悩みや問題に向き合っていくという話。
ミュージカルパートがとても面白く、ひとつの曲を幾つかの場面で様々なキャラクターが歌うという演出では場面毎に曲のアレンジが変わっていたり歌うキャラクターによって歌詞の意味合いも変わっていたりして良かった。
校長室でのミュージカルパートは現在と過去(ブロードウェイの舞台に立つメリル・ストリープ)がクロスする演出。
バリーが過去の自分を連れてプロムに行く演出は過去と現在がリンクしつつ想像上の話というトリッキーな見せ方。
と、単に曲やダンスがいいとかいう枠に留まらない冴えた演出が素晴らしい。
スタイルが全く変わらないニコール・キッドマンが超かっこいい。