マドリッドに住むレオはロマンス小説の覆面作家。名前を伏せ、夫に内緒で活躍しています。
ただ現実には愛する夫には冷たくされる寂しい毎日…理想と現実の乖離からハッピーエンドの小説に逃げていたのです。
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ペドロ・アルモドバル監督作。
軍人の夫と疎遠状態にあるロマンス作家・レオの愛の変転を描いたドラマ。
アルモドバルらしい繊細な女心を描いた物語と、独特の色彩感覚が印象的な作品。カラフルな待ち針や雑貨…
ペドロ、アルモドバルの脚本のはいつも感嘆します。
よくぞこんな複雑な筋を考えつくものだと。
そして、ちゃんと収拾がつくんですから。
天才ですね。
巻き舌で早口のスペイン語を聞くと、みんな強く見える。…
Wikipediaに「メロドラマ」という項目があって、ソコで「代表的な」とされている映画10本のうちの一作なのです(だから観るコトになったのですが)。観ると確かにま~メロドラマ、とゆーか率直に昼ドラ…
>>続きを読むペドロ・アルモドバルにしては大人し目の普通の作品。「オール・アバウト・マイ・マザー」でブランチ役の女優を演じているマリサ・パレデスがヒロインのロマンス作家を演じています。実際の年齢よりかなり若い役の…
>>続きを読む夫との仲が上手くいかなくなり、メロドラマも書けなくなってしまった匿名の作家。落ち込むばかりの彼女を観ていると、悲劇のヒロインぶるのは自己中にすぎないのかもと思いましたが、前向きで少し優しい気持ちにな…
>>続きを読むその後の「ボルベール」や「オール アバウト マイ マザー」の作品につながるようにも作られていて、他の作品の後に観たので、発見があって面白かったです。
ペドロ・アルモドバル監督のテーマは一貫して、女…