映画館で観るのは、89年当時以来。
これもとても好きな一本。
あの頃の日本はバブル景気に沸き、アメリカの土地や会社を買ったり、挙げ句の果てには「NOと言える日本」が出版され、アメリカに追いつけ追い越せな勢いがあったなぁと思い出しながら鑑賞。
松田優作さんの遺作という点がクローズアップされがちですが、出て来る役者さんがみんないい。
マイケル・ダグラスのはみ出し刑事に対してアンディ・ガルシアの伊達男っぷり。
日本陣営も若山冨三郎の貫禄たっぷりの大親分、神山繁さん演じる刑事部長、ガッツ石松のヤクザ役などハマり役が多い。
二国間の差を盛り込んだストーリーや、日本に対する解像度がおそろしく高いハリウッド映画。
ロケ自体は大変だったそうだが、大阪の街をブレードランナーの世界の様に撮られた手腕は流石の一言。
大画面のおかげで気づいたのだが、ニックが本当に日本を去る時のお土産に「サムライトルーパー」がありましたよ。
ほぼ一ヵ月ぶりの劇場鑑賞でした。