ぐるぐる

ブラック・レインのぐるぐるのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・レイン(1989年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

映画に出てくる日本の中でもかなり好みな部類だった気がする
ヤクザとか暴走族とか、菅井さんの役の人ほんまに怖い人に見える
英語喋ってても貫禄がすごすぎる
大阪のごみごみした感じ、市場でうどんを食べるシーンもよかったな
工場地帯の不穏な描写もよかった
総じて建物の撮り方や汚そうな空気、振りそぼる雨の感じはブレードランナーの監督なんだなあと思うし、チャリ多すぎるのとネオン多すぎるのはエセアジア感あっていい笑
はじめて観たけれど、これは映画館で観るのがいいやつだとオープニングで確信した

旧套墨守から温故知新へと、日米間の関係性も描かれているのか
チャーリーという犠牲の下、人間の心を思い出し通い合えた2人
ハリウッド的な娯楽は漂うものの、佐藤自身の組織内の立ち位置や闘争自体の醸し出し方はヤクザ映画の味つけもしっかりしていてよかった
総合的に満足!