ビルボード1位というひとつのステージ
「Shining through the city with a little funk and soul/ファンクとソウルでこの都市を灯す」
このフレーズ聴くたびに毎回泣きそうになります。ダイナマイトの一節です。
1997年にIMF国際通貨危機が韓国でありました。企業の倒産・リストラが相次ぎ何万人もの失業者を出し、経済に大きな打撃をうけました。いうなれば国家の破綻です。
韓国は経済再建の戦略として文化産業振興を掲げ、育成と輸出振興のための助成が行われました。第一弾として、BOAや東方神起が世界で2番目のマーケットである日本で成功しました。映画の分野では、国がお金を出し、優秀な若手をハリウッドに提供しました。そしてハリウッドの技術を学び、自国へ持って帰ってきた人々が「パラサイト」をつくりました。
2019年「パラサイト」はアカデミー作品賞を取り、BTSはグラミーに選出され、そして『dynamite』がビルボード1位の快挙を成し遂げました。文字通り、韓国は音楽と映画の分野で世界を制したのです。BTSのビルボード1位は韓国20年間の集大成だと私は思います。
「Shining through the city with a little funk and soul/ファンクとソウルでこの都市を灯す」
どれだけの人々が勇気づけられたのか。
このフレーズ聴くたびに毎回泣きそうになります。