♪You shook me all night long!
AC/DCのスカッとドライなハードロックが轟くなか… ある日突然、凶暴化?した機械が人間を襲い始めた。
ATMが!自販機が!
ブルドーザーや大型トレイラーまで!
キューブリック監督の"シャイニング"やクローネンバーグ監督の"デッドゾーン"公開の数年後、おまけにロブ·ライナー監督の"スタンド·バイ·ミー"とほぼ同時期に、作者であるキング先生ご本人が
"ホントはボク、こういうバカなのがやりたかったんよ♪ どぉ?"
と世に問うた問題作。(笑)
「キャリー」「ファイアスターター」「ザ·スタンド」「ダーク·ハーフ」「ローズ·マダー」「デスペレーション」「グリーンマイル」「ドリームキャッチャー」…
私はスティーヴン·キングの小説が好きです。
でもキング(やクーンツやマキャモン)作品の魅力って、アイデアそのものよりも登場人物たちの"人となり"や人間関係の描写にあると思うんですよね。
そうやって丁寧に描かれたキャラクターたちがスーパーナチュラルな現象に巻き込まれていく過程を巧みに語って、私たち読者を毎回夢中にさせてしまうキング先生だけど、小説と映画の脚本ではずいぶん勝手が違ったんでないかなぁ。
起承転結ならぬ起→起→起→起→転→結という独特すぎる話運びに、キング先生の戸惑いと試行錯誤が窺われます。
ところで、キング先生のご子息である作家のジョー·ヒル氏が「地獄のデビルトラック」のリメイクを希望しているそうですね。
これはちょっと楽しみだな♪