夏色ジーン

クライシスの夏色ジーンのレビュー・感想・評価

クライシス(2021年製作の映画)
4.0
感想川柳「その一歩 踏み出してしまえば 戻れない」

レンタル店でパッケージ借りでした。_φ(゚Д゚ )

合成鎮痛剤オピオイド「フェンタニル」の密輸を追う捜査官ジェイク、行方不明になり亡くなった息子の死の真相を探る建築家クレア、非依存性の鎮痛薬販売を計画する製薬会社と政府の癒着を知った大学教授ブラウアー。立場の異なる3人は、それぞれ必死の覚悟でオピオイドの実態に迫っていく…というお話。


つい先日「禍いの科学」という本を読んでその中の1つに

アヘンからモルヒネが作られ
そこから依存性のない鎮痛剤を開発しようとするけど

ヘロインもオキシコドンも
結局中毒者を増やし続けてる現状が書かれてましたが

やっぱり売れるなら製薬会社は何でもやるんだなと思いました( ´△`)

依存症の妹を持つ捜査官と
息子を亡くした女性の葛藤も
なかなかしんどいですね(*´;ェ;`*)

開発する側も
それを利用して儲ける側も
それで中毒になる側も
それを防ごうとする側も

全てが永遠に続くいたちごっこなのに
現状は変わらないと分かってて
やらなきゃいけない虚しさ( ´_ゝ`)



まずは中毒者を作らないために
1回目を防ぐ環境作り
そして手に入れるハードルを上げるくらいしかない(´Д`)

あとは薬局で買うことが出来ないようにすることが必須なのに

1200万人の中毒者がいて
年間10万人死のうが
痛みを和らげるという大義の元には
及ばないんですな


結局その裏にある利権が元凶なのに(。-人-。)(年間20億ドル以上)

オピオイド系鎮痛剤の80%は
世界人口の5%しかいないアメリカで処方されてるという現実は重い


んでまず( ´∀`)/~~