アキラナウェイ

クライシスのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

クライシス(2021年製作の映画)
2.9
週末ですから。
雄叫びます。
クッソ忙しい1週間で、こちとら碌に映画も観れていませんし、レビューも滞りまくっているんで。
雄叫ばせて下さい。

お も し ろ く

 な ーーーーーーー い ! !

キャストは豪華なのに、何故にこんなに盛り上がりに欠けるのよ?2ヶ月前に観た作品。はっきり言って記憶も朧げよ?

ゲイリー・オールドマンにエヴァンジェリン・リリーにM.C.ハマーに…。
あっ、違った。アーミー・ハマーに、グレッグ・キニアに、ミシェル・ロドリゲス姐やんに、ルーク・エヴァンズやら、リリー=ローズ・デップまで出ているのに。

アメリカで社会問題となっている、依存性の高い処方箋鎮痛剤オピオイドの蔓延による危機を描いた作品。

合成鎮痛剤オピオイド「フェンタニル」の密輸を追う捜査官ジェイク(アーミー・ハマー)、行方不明になり亡くなった息子の死の真相を探る建築家クレア(エヴァンジェリン・リリー)、製薬会社と政府の癒着を知った大学教授ブラウアー(ゲイリー・オールドマン)。立場の異なる3人はオピオイドの実態に迫っていくが—— 。

3人のドラマが群像劇のように展開されるも、それ程絡み合う訳でもなく、ただひたすらに淡々と進む。

群像劇なら絡み合わないと!!
パスタソースと群像劇は、絡み合ってなんぼよ!?

薬害問題としての警鐘を鳴らしてはいるけど…。

ちーん、みたいな。
トライアングルみたいな音色。

キャストがどんだけ豪華でも。
演者がどんだけ上手くても。
脚本がダメならダメなんだよ。

オピオイド系の鎮痛剤の服用による死者はベトナム戦争の死者数を超えたというエンドクレジットに震えた。

…つまり、エンドロールでようやく観ている者の琴線に触れてくるけど、それまでにもっと触れてよ、琴線に。

何とかならんかったんですか?っていう作品。