NYoLo

クライシスのNYoLoのレビュー・感想・評価

クライシス(2021年製作の映画)
3.6
アメリカにおけるオピオイド系薬剤をめぐる問題を扱った社会派サスペンス。

アーミー・ハマー、久しぶりです。

販売、密輸に関わる元締めと過激派を一網打尽にしようと潜入捜査を進める捜査官と、製薬会社のために開発中の薬剤の検証試験をする大学教授。そして、謎の死を遂げた息子の死の原因を突き止めようとする母親。

主要な登場人物はこの3人です。それぞれの物語が、安全性に疑問の残る新薬の発売という核となる物語へと結びついていく展開でした。社会派ですからね、進行は静かです。途中で一回休憩挟みました😅

いかなる薬物も、まだわたしの人生において別世界のもの。でも本来病の治療に使うべき薬は、使い方を誤ればやはり体には毒なのだとも思う。

派手さはないし、ところどころ視聴者に不親切な展開もあったけど、とても真面目に作ってあるなぁと感じました。
NYoLo

NYoLo