野菜生活

劇場の野菜生活のレビュー・感想・評価

劇場(2020年製作の映画)
4.5
不器用で自分勝手でダメダメだけどどうしてもほっとけないのって愛だなあって苦しくも切なくもなった、
何より好きだったのは、分かりやすい恋愛表現がないところ、これが恋愛なんだって決めつけてる感じがしなくてのびのび見ていられたし、そのお陰で2人の些細な変化に目を向けられたなと思う。

2人とも、考えれば考えるほど空回りしてしまうところとか、少し度が過ぎてしまうのとかも等身大の彼らの生き方のような感じがして好きだった。
もがきながらお互いに向き合う姿に心奪われて、だいぶ浅はかだけど、いつしか応援してたから結ばれなくて残念って気持ちにもなってた。そういうその人らしさが感じられるのがすきなんだような、きっと
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ここが1番安全な場所だよ。
この言葉を聞くためにこの映画を観ていると言っても嘘じゃない、何よりも御守りな一言だな、そして梨が食べたくなっちゃう

「静寂が大きな音となって僕の胸を逆撫でした。」
「手繋いでって言ったらあしたも覚えてる?」
まっすぐな言葉たちをただ静かに見つめて抱きしめることしかできない

自転車2人乗り、これが2人の本心では?と思ったどうしたってそう思いたかった

ただ「ごめんね」と何度も言う沙希をずっと忘れられないよ
(2回目 k2 2022.11.23)
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