このレビューはネタバレを含みます
2人の演技に引き込まれた。リアリティがないようでとてもあったように感じた。部分部分で2人に共感するところがあったし、永田のように生きることは少し憧れを抱きつつ、今の自分にはもうできなくなってしまったななどと思った。
同じ舞台に立つ側から、サキはサキのまま、彼の舞台を観る側へ回っただけで、変わらなかった永田と同じようにサキも最後まで、嘘のないサキのままだったように感じたし、お互いが素の部分で変わっていないからこそ、儚さをより感じた。
下北沢の見覚えのある風景がちょくちょく見られて、そこも絶妙だった。下北沢、やっぱいいな。