最近では中々ない、恋愛映画。
ダメ男としては心痛く、涙した。
監督、俳優、脚本、原作、一つ一つが螺旋階段のように昇華されていたと感じた名作。
主演二人の俳優を中心に若者の葛藤や希望、夢、疾走、苦悩、嫉妬などを上手く多角的に演じ、とらえられていた。
ポイントは脚本が蓬莱竜太さんであること。演劇を熟知した人間が脚本を書いていることによりリアリティの厚みが何倍にもなっていた。演劇というものを映画でリアリティを持って表現出来るかが最大のポイントであったことをクリアしていた。
若手俳優が演じる恋愛映画としては最近の中では突出した作品だった。
