Kou

ブラック校則のKouのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック校則(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

「理不尽な校則によって退学寸前の好きな子の為に校則を変える」
内向的で弱腰な男子生徒が好きな子の為に立ち上がる話。

愛嬌があり憎めないキャラクターが多い。

生徒会や部活という課外活動によって決まるグループは同じ目的を共有している為仲間意識は強い。
しかし、性格の相性は二の次。
その分力関係で組織に序列が出来、水面下で対立や抑圧が起きやすい。

学校特有の力関係

敵味方共に誇張しつつも存在感がある人物像が魅力的であった。
ユーモアのあるセリフ回しが良い。


偏見にまみれたカースト制度、権力者からの抑圧、社会の束縛からの解放を描いた作品。

外堀から埋めていく戦法。

主人公を中心に周りから嘲笑されている生徒達が、個性を活かして問題解決の一助となっていくところが良かった。

それぞれの生徒が集団との関係で悩み、葛藤し、変化のためにアクションを起こす様子が描かれている為応援出来たし、カタルシスを感じた。

道朗に自分の優越出来るポジションを放棄させる事で、主人公が勝利を勝ち取る。

伏線を張るための説明は鼻につく感じ。
町田真央の父親の写真が壁に貼られる→入学時の写真という発想に行き着く材料にしては急であった。

ウルフの火災

浪人生が出る程の学校なのか?

まとめる為のご都合主義的感は否めない。
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