通りを挟んで向かいのアパートメントに住んでいる老いた男と女の物語。
午前中、窓を開け、肘当てのクッションをセットし、男はティーカップを手に、女は編み物をしながら、通りの人たちを眺めるのが習慣。
時折目を合わせ軽く会釈するようになる2人。
男は独りもので、女には夫がいるようだ。
ある日、窓が開かないのを気にした女は、向かいの男の部屋に向かう。
男はベッドに寝ており、看病に来ていた娘から心臓が悪く良くない状態であると知る。
翌日、女は台車に何やらたくさん積み込み、男の部屋に運び込む。
男が目を開けると。。
老いた二人の優しい関係。
通りの人たちへの眼差し。
ほっこり沁みる良作でした。
※ラストのサプライズは、老女一人がやるには無理めな設定ですが...笑;