このレビューはネタバレを含みます
また困った邦題系ですか。ミニシアター系のいい話映画の邦題があかん問題あるよ。
原題はQuanto Basta。料理の適量って意味らしい。
まあ適量=程々が「幸せのレシピ」っちゃそうやねんけどな。
喧嘩っ早くて捕まって社会奉仕活動しないといけなくなった天才料理人が、軽度のアスペルガーの人たちを集めた施設で料理を教えることになって、その中の一人が天才的な味覚を持った人だったと。
その子は祖父母に育てられていて、一人前になって仕事して車買って彼女つくって結婚して、おじいちゃんおばあちゃんを安心させてやりたいと願ってる。
それで若手料理人コンテストに応募したら書類通ってトスカーナに行くことになったんやけど、コーチ(指導者)としてその料理人を登録したから一緒に行くことになって…。
料理人でるし、料理つくるし、タイトルも料理絡みやけど、映画で料理を全然美味しくみせようとしてなくて、そっか、料理の皮をかぶった映画か、と。というか料理の位置付けがそもそも日本人(というか僕?)と違うんやろな。
適量、程々、その匙加減よね、まあええ感じでいきましょうや、という映画。
深刻になりそうなところを軽め軽めで展開してくれるのは、イタリアだからか監督の手腕か。
話はシンプルやし、短めやし、やな奴でないし、なんかええ感じの映画でした。