円柱野郎

霊幻道士3/キョンシーの七不思議の円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

19世紀の中国を舞台に、ある村を襲う妖術師と道士たちの戦いを描いたアクションコメディホラー映画。

シリーズ3作目ですが、例によって内容は前作までと繋がりありませんね。
本作は時代が遡って清朝(?)時代の中国が舞台なので、世界観などはキョンシー映画でイメージするそれと合致していて悪くないかな。
ただ描かれる怪異自体は正確にはキョンシーではなく幽霊ということもあって、ピョンピョンはねながら襲ってくるようなキョンシーらしい描写は無いけれど。

兄弟幽霊と組んで幽霊退治の詐欺を行っているミン道士はなかなか憎めないキャラでいい感じ。
(ラム・チェンイン)道士の弟子は相変わらず調子乗りで騒動ばかり起こすので「もうそんな奴は破門にしたほうが良いんじゃないの」と思ってしまいますが、道士はどのシリーズでもいつも弟子を見放さないですねえ(苦笑)

若干脇道に感じる場面もあったけど、前作ほどは話の筋のバラバラさは感じなかった気がする。
基本的には女妖術師が“敵”としてハッキリしているからだろうね。
アクションシーンが多めだったのも好印象ではある。結局、妖術師側の事情は一切見えないけど…まあそこはご愛嬌か。

子供の頃にキーワードだけ聞いて存在を知っていた「天ぷらキョンシー」がこの映画に出ていたことを知りました。
(劇中ではそうは呼ばれないけどねw)
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