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アジズ・アンサリの"今"をブッタ斬り!のAKALIVEのレビュー・感想・評価

5.0
やられた!
めちゃくちゃおもしろい。

あ、そうそう、ひとつ前のレビューで「やるんだ!」という気持ちが大事、ということを書いて、で、髪切りたいな、と散髪屋に行ったら「コロナ」で、閉まっていた。もーこうなりゃ自分で切るか!とトライしてみたらかなり上手く出来た。よっしゃ!
ポイントは、最初にすきバサミからして、次に、通常のハサミ、ということ。普段切って頂いている「理髪師」さんは、いつも通常のハサミから切り始め、次にすきバサミなんだけれど、さすがに素人がそのやり方で出来る自信はなかったから、そこは自分のしやすいやり方でやりました。なんとかなる!STAY HOME. 拍手下さい。
👏👏👏👏👏👏👏

そういうわけで、
『Aziz Ansari: Right Now』である。
でもこれ、こんな話していました、と書けないですね。
とりあえず、
Aziz Ansariという「有色系」のコメディアンが「セクハラ」で問題になっているらしい、ということだけでした。前情報。
Aziz AnsariもHasan Minhajも知らないという。
とりあえず1番新しいのだろ!ということで観たのが本作。

興味深かった。Political Correctness(「ポリティカル・コレクトネス」つまり「政治的妥当性」「政治的な正しさ」)を主題に持ってくるという。これは…。

でも面白かったです。Aziz Ansariは今の世界で、PCが世の中を良くしている、ことを認めながら、マイノリティの自分に対するマジョリティの頑張りや、「男性」である自分が「女性」に対し何が出来るのかを話してくれる。しかも大爆笑です。

今何が出来るのか。人間、土壇場にならないとなかなか考えませんし、社会的に甘やかされがちな「男性」は特にそうかもしれません。おっと。

R. Kellyをリアルタイムで追っかけたことがないんですが、Spotify上にあったChance The Rapperの「Somewhere in Paradise feat. Jeremih & R.Kerry」が突如なくなる、というのはいろいろ考えさせられる出来事でした。

なんで「Pale Blue Eyes」なのか、結構、謎です。Aziz Ansariのことをもっと知ったら分かるのかな。Spike Jonzeなに考えてるんだろう。
でも気がつけばSpike Jonze諸作品の中で最高傑作だった。

彼の、「面白い人たち」(人間の心模様とか)を撮りたい!(Aziz Ansariだけでなくオーディエンスも(!))という、キュートすぎる創作の意欲に触れられる。

このレビューなんだ…ろ
zz…zzzZ

日付変わって、レビューの続き、書いております。

…観たよ/観るよという人も少なそう笑なので言っちゃおう。「Pale Blue Eyes」のリリックの構造は、「ネタばらし」を最後にする、ということだ。

でも冒頭から温かい歓声で迎えられるAziz Ansari。狙っていた(?)「ネタ」になっていなくて拍子抜けする。「笑える」。

ん?違うか?!
はっ!

「Pale Blue Eyes」から50年後なのか!(笑)
そのさらに50年後の2069年はどうなっているのかな。
ホームレスに優しくなれる社会であってほしい。
戦争、格差社会、気候変動も、改善してほしい。
ヒーローはもういない。
今は『Avengers: Endgame』の開始1時間の世界だ、という声も聴こえる。
皆んなでThanosを、The Night Kingを倒さなければならない。
👏 👏   👏

Aziz Ansari、初めは、Political Correctnessがどうした、みたいに茶化してショーを開始させたけれど、最後は皆んなに感謝を、という終わり方でウルっときた。

のんびりと書きましたが、この辺で。

追伸 :
Hasan Minhajの『Patriot Act with Hasan Minhaj』(Netflix)もマストでした。
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