ShinMakita

ワイルド・ウエスト 復讐のバラードのShinMakitaのレビュー・感想・評価

2.4
死ぬなよ、小僧…


1889年 モンタナ、レッドブラフ。牧場主エディ・ジョンソンが議員に選出され、40年来の相棒レフティが牧場を継ぐことになった。しかし周囲の誰もが不安に思っている。レフティは老いて足も不自由だし、ロクに仕事もできなくなっているからだ。首都ワシントンへの引っ越し直前のある日、牧場で牛が盗まれ、ジョンソンとレフティが泥棒を追跡する。しかし渓谷で待ち伏せされジョンソンが狙撃され死んでしまった。犯人を追えずすごすご戻ってきたレフティを、ジョンソン夫人ローラは強く責めてしまう。責任を感じたレフティは、たった一人で犯人を求めて荒野へ旅立っていくのだった…



「ワイルドウエスト 復讐のバラード」


役立たずジジイが、過酷な復讐の旅を続ける西部劇。物語が進むにつれて、だんだんと「西部の伝説」が明らかになっていきます。

…かつて、エディ・ジョンソンはレフティ、トム、ジミーという仲間と自警団として活躍し、悪党退治を行なっていた。今やジミーはモンタナの知事となり、トムは連邦保安官となっている。ジミーとトムは、無謀な旅に出たレフティを止めようとするが…

という話ですな。



時代に取り残されたジジイが見せる最後の意地。主役のビル・プルマンが名演を見せます。最近じゃドラマ俳優のイメージですけど、いい俳優ですよね。エディ・ジョンソン役は、ゲスト扱いのピーター・フォンダ。知事ジミー役はジム・カヴィーゼルでした。銃撃戦とドラマのバランスが非常に良い西部劇。100年前を舞台にしていても、普遍的な物語です。オススメ。
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