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ワイルド・ウエスト 復讐のバラードのrollinのレビュー・感想・評価

2.9
個性もクソもない邦題が示す通りの個性もクソもない西部劇(仮)

ロケーションやプロダクションは良いんだけれど、脚本がかなり悲惨。アホかと思うくらいのご都合主義とご近所物語で、広大なモンタナを舞台にしながらも、密室劇のような息苦しさを感じました。

かつての大統領ビル・プルマンとピーター・フォンダの顔面はもちろんめちゃくちゃいい味出てます。しかし、即席で老人たちのブロマンス、バディ関係を描くには些か技量不足。当然『ロンサム・ダブ』のガスとウッドロウに勝てる訳などない。
そんでエディーの嫁がマジでクソウザすぎで、この人を黒幕にした方が絶対良かった。『荒野の誓い』のティモシー・シャラメのようなキッド役のキッド感は好きよね。

あと、カメラ位置が高すぎて西部劇の目線じゃなかった。残念。
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