ユカリーヌ

ラ・カチャダのユカリーヌのレビュー・感想・評価

ラ・カチャダ(2019年製作の映画)
3.8
さぬきフィルムワークス主催の
無料上映会で観る。

エルサルバドルでの露店で働く
シングルマザー達が演劇ワークショップを通して、劇団を立ち上げるドキュメンタリー。

自分たちの過去をシナリオに
組み入れていく過程で、
自分たちの過去の苦しみや
トラウマに向き合うことになる。

虐待の連鎖、レイプや望まぬ妊娠、それでも強く生きようとする母。
一見明るく陽気に見えるが、
その傷は深い。

演劇セラピーがあるように、
演じることを通して、
自分が解放され、仲間達との絆も生まれ、各々に変化が見られる。

そして本番。
舞台をやりとげた彼女らは、
皆、女優であり、キラキラと
輝いていた。

正直、見ているのが辛い場面も
あった。
だけど、演劇という魔法を
見届けられて、良かった。
ユカリーヌ

ユカリーヌ