脚本家ハーマン・マンキウィッツが市民ケーンを書き上げるまでのストーリー
1930年代のハリウッドの再現から微妙に粗い映像やこもった音声などなど細かい所まで当時のハリウッド映画へのリスペクトをビシバシ感じる作風に、市民ケーンを真似たストーリーの構成とオマージュを挟みつつマンクという人物にフォーカスしていくスタイルはこれまでのフィンチャー監督の映像表現とはちょっと違う感じだけど面白かった。
事前に市民ケーンは観たことあったから大丈夫だろうと予想してたけど、思ってたよりもマンクの人物像、思想、人間関係、当時のハリウッドとアメリカの情勢などが特に説明なく知ってる前提で話が進んでいって大まかな流れ以外は理解できず。
市民ケーン風の過去を振り返っていくストーリーテリングも物語を複雑化させてて初見ではやや逆効果。
解説を読んだり色々調べてからまた観たい