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モータルコンバットのbackpackerのレビュー・感想・評価

モータルコンバット(2021年製作の映画)
3.0
【結論】真田広之の殺陣が見れただけで満足。

話題?のアクション映画『モータルコンバット』、鑑賞してまいりました。
日本人キャストの真田広之と浅野忠信が出演していることもあり、一部の人の間で話題になっているとかいないとか。

当方、ゲームにはまるで詳しくないため、この『モータルコンバット』というゲームがいかなものなのかサッパリ存じ上げません。
なので、アクション映画として楽しく見れただけで十分です。

特に、アバンタイトルで真田広之が魅せる殺陣の残酷さは、中々日本映画では見られないレベルのゴアっぷり。
どうやらこの映画の原作ゲームには、「FATALITY(致死傷)」という、要するにとどめを刺す演出が売りの一つとのことで、流石暴力描写に定評のある国アメリカだけのことはあるなと実感しました。

そのため、作品全体を通して、腹を掻っ捌く、頭を真っ二つにする、刺突、斬撃等々……と、ゴア表現が満載です。
これは、慣れてない人は目を背けたくなるかもしれないですが、慣れっこな皆様には程よいくらいですね。


正直、ストーリーは盛り上がりに欠けますし、登場キャラクターも魅力が薄いです。
主人公コール(ハサシハンゾウ(演:真田広之)の子孫)の没個性と成長ぶりのぼんやり感は、中々他では味わえないレベルです。
「午後ロード枠だな、こいつは」と思わざるをえない脚本と言っていいでしょう。
しかし、真田広之の殺陣、コレが見られるだけで大満足。
これ以上望むものはございません。

ラストシーンでジョニー・ケイジ(原作ゲームのキャラクターのようですね)なる人物のお名前がドドーンと出たため、興行次第で続編も作られる可能性がありそうですが、果たしてどうなることやら……。
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