最狂暴力ゲームの実写化。ルイス・タン主演。
家族を愛する冴えない格闘家の主人公、ある日暗殺者に命を狙われ見知らぬ男に助けてもらう。なんでもドラゴンのアザを持つのは選ばれし者の証だとして、人間界と魔界の果てしない戦いに巻き込まれることに...。
フェイタリティ！でおなじみ、よくそんなの思いつくなレベルのグロ描写で人気の格闘ゲームの実写化。すごいお金かかってそうな大量のVFXが映える、ちょくちょくジェームズ・ワン風味が効いてていい感じ。ストーリーはゲームの各キャラの背景を押さえつつも主人公が新キャラなのでほとんどオリジナル、元ネタを知らなくても全然楽しめる。各キャラの雰囲気再現度はどれも結構高い。
スコーピオンを演じる真田広之がやっぱりとてもかっこよく撮られてて開幕からちょっと興奮、一方の主人公パートはなんとも微妙で周りのキャラのほうが立ってたけどまぁしょうがないかという感じ。こっちは浅野忠信が活躍してる。
後半になってようやく戦闘シーンが増えてきてからが本編開始、個人的にはクン・ラオのフェイタリティがゲームそのまんまで思わずうおおっとなった。スコーピオンと双璧をなす人気を誇る敵、サブゼロも終始氷パリッパリの演出が良かったけど最期が地味だったのでちょっと残念かな、ここまできたらやられる時もド派手じゃないとね。
原作が原作だから言えるけど、思ったほどグロシーンがなかったし、映画ではこうきたか！って度肝を抜くサプライズなフェイタリティもなかった。それでも世界観や空気感はしっかり描かれていてクオリティは高いなと思った。まだ続きがあるみたいだし続編も期待、次作は中だるみしないシュッとした感じだといいな。ファンなら必ず観て納得出来ると思う、オススメッ！
