このレビューはネタバレを含みます
原作は海外で人気の対戦格闘ゲーム。95年にポール・W・S・アンダーソンが監督を務めて初映画化されたが、本作との繋がりはない。
特殊効果がふんだんに使用された戦闘シーンが見どころ。ド派手でカッコイイ!モータルコンバットの象徴とも言える“フェイタリティ”についても、容赦なく描いている点は評価したい。
一方で、続編ありきなつくりとして構成の悪さが残念。平凡な主人公の秘められた能力が覚醒して……的なお約束展開だが、それまで主人公の見せ場がほとんどないし、なんなら覚醒後もそこまで活躍してない。真田広之のアクションが冴えていたし、スコーピオンが主人公でも良かったのではと印象を受けた。