雁の寺の作品情報・感想・評価・動画配信

『雁の寺』に投稿された感想・評価

原題『雁の寺』 (1962)

監督 : 川島雄三
脚本 : 舟橋和郎、川島雄三
撮影 : 村井博
編集 : 宮田味津三
音楽 : 池野成
出演 : 若尾文子、高見国一、木村功、三島雅夫、他

水上…

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水上勉の直木賞作を映画化した川島雄三大映三部作の最終作にして唯一の大映京都作品。

京都の禅寺の小僧と厳しい和尚、そしてその囲われ愛人の関係が、ミステリ的に描かれていく。濃密な色香で男から男に生きて…

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Kamiyo

Kamiyoの感想・評価

3.5

1962年川島雄三監督。
水上勉の直木賞受賞小説が原作。自伝的作品で、幼少時に目撃した禅寺の堕落した暮らしぶりを元にしている。
映画化にあたり仏教界からの反発が強く公開が難航したとある。

「雁の寺…

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以前観た時は、生臭坊主の話で若尾文子が男を渡り歩くということしか覚えてない。今回、青年僧によって禅宗の腐敗と乱れを表現していたんだと遅ればせながら気がつく。これが水上勉の実体験だというから恐ろしい。…

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いやらしい男が女を囲って何してんねん、と小僧は思ったはずです。だってこっちが興奮しちゃうもんね。若尾文子の色気でむらむらですよ。下品で失礼いたしました。
のぼり

のぼりの感想・評価

4.0

おもろい。

今の時代ではありえん価値観とかがあるからその分感情の振れ幅も大きい。

言葉が古いから注意して理解するように努めないと置いてかれそうになるのがちょっとめんどい
dao

daoの感想・評価

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ラストで軽くパニクった
take

takeの感想・評価

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腐敗していた禅寺に対する水上勉の絶望と憎悪が分かる作品。とんびのねぐらについて話す時の慈念のどろどろした感じが好きだった。

ひとつひとつのカットを説明し過ぎないんだけど、丁寧に見せている。慈念のボ…

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LIBRO

LIBROの感想・評価

5.0

執拗なほどに狙いすました、カメラアングルとカットがとことん味わえる。ベッドシーンも他の重要シーンも、直接は描いてないのに、見てる側に想像させる技術に痺れる
ストーリーはラストでタイトルや冒頭シーンな…

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若尾文子の芯が無くてふにゃふにゃでダダ漏れの色気が絡みつくように甘ったるい。
それに住職の腐臭のような肉欲と少年僧の青臭く立ち上る性欲が戒律厳しい禅寺に渦巻いてむせ返るような人間劇。

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