FREDDY

Mr.&Ms.スティーラーのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

Mr.&Ms.スティーラー(2019年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

マット・アセルトン監督によるクライム・アクション作品である本作は、父親が残した借金をきっかけに組織のボスであるディミトリ・マロパキスからの依頼を受け、カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点に上流階級が所有する美術品を専門とした泥棒を繰り返していたアイヴァンが、泥棒稼業から足を洗う保険として、依頼されたシエラネバダの山奥の屋敷に暮らすナチスの戦争関連品を収集するジョン・ウルフが所有する"アドルフ・ヒトラーが初めて描いた自画像"を雇い主に届けなかったことで命を脅かされた上、黒幕を引き渡すよう要求してきたFBI捜査官のライマン・ウィルカーズの捜査の目に追われる中、とあるパーティーで出会い何度も顔を合わせていく内に互いの素性を知った、ハリウッド女優でありながら美しい美貌を武器に詐欺師として働くエリスの協力を得て、様々な困難に見舞われながらも"最後の仕事"を成し遂げようと奔走していく様が描かれた作品となっているのだが、率直な感想としては、可もなく不可もなくといったところですかね。テオ・ジェームズやエミリー・ラタコウスキー、フレッド・メラメッドといったキャスト陣は惹かれるものはあったが、これといった盛り上がりのない内容だっただけに面白さは感じられず、ありきたりな展開と薄味な物語、中途半端なコメディも映し出されますし、アクションや頭脳戦などもなく、淡々と逆転劇を見せていく本作は片手間程度の視聴が好ましい一作ではないでしょうかね。エミリー・ラタコウスキーの美貌ばかりがやけに目に残って作品全体としてはあまり印象に残らない。もう少し何かしらの盛り上げ要素が欲しかったですね。
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