全米各地から誘拐されてきた12人の男女が、猿轡をされた状態でどこかの深い森の中で目を覚ます。森の中を彷徨っているとコンテナが置かれた広場に出たが、突然銃声が鳴り響き、逃げ惑う人々を待ち構えるトラップが仕掛けられていて…な話。
バトロワやハンガーゲームっぽい人間狩りデスゲーム映画かと思いきや、移民問題やスキャンダル漏洩、はたまた地球温暖化など、今のアメリカが抱える病みを描いていて面白かった。
最初にエマ・ロバーツやジャスティン・ハートリーといった割と有名どころの俳優が出てくるのでオッと思ったのも束の間、あっという間に餌食にされるのがスゴイ。そして満を辞して現れたベティ・ギルピンの無敵感にシビレた。
ポスターのコピーはちょっと大袈裟すぎるように思うけど、それでも日本では絶対にできなさそうな毒とバイオレンスが含まれた物語は惹きつけられる。黒幕側の「そんなことで…！？」という理由にも驚かされるし、それで炎上してしまう世界も怖いなぁと感じた。
