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ザ・ハントのKHのレビュー・感想・評価

ザ・ハント(2020年製作の映画)
3.0
予告編から凄い思想性がありそうだと思ったが、確かに構造的なテーマ性はあるが物語全体に思想性があるわけではない。
風刺はあるが耳の痛い思想(リベラル派の映画、もしくは逆張りで最近リベラル叩きの映画も多いのだが)がないので楽しんで鑑賞できる。
一応構造としては、右翼の情弱?(陰謀論者)な白人と、インテリ意識高い系リベラルの戦いになっている。
このような点で構造上のテーマ性はあるにせよ、制作側の思想の押しつけがないためお互いが滑稽に映る。
特に最後の戦いはメタファーなのか政治を語るツイートのリプ欄状態みたいになっている。
トランプ政権誕生など勿論、現実は深刻かもしれないが、それらを笑い飛ばせる映画はなかなかレア。
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