映画としてはありきたりだし、風刺描写としても方向性が謎。保守とリベラルと簡単に分けることのできない登場人物たちだし、リベラルって言っても結局暴力に訴えていて、なんとも中途半端。まぁそこが狙いなのかもしれないけど。
しかも結局主人公は間違えられたってことなの…？もしそうならとんだとばっちりだが、あの状況を楽しめてしまっている終わり方も最悪。人間には潜在的な暴力性があり、それを発揮できたとき楽しさを感じるというのは分かるけど、それをどうするべきかみたいなことも描かれてないし、結局何がしたいのか分からなかった。
制作当時目に見えて問題視されていた対立や争いを、適当に題材にしたとしか思えない。当時トランプが「ハリウッドやリベラルこそレイシストだ」みたいなこと言ったようだが、そういう話じゃない。(そもそもどの口で言ってんだって話)
