とりそぼろ

ザ・ハントのとりそぼろのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ハント(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

パージのプロデューサー制作ということで、あまり期待せずに見たがめちゃめちゃ良かった。ほんまにパージのプロデューサーか?

拉致された12人の男女が急に武器と豚入りの箱を支給され、金持ちの道楽殺人のハント対象となるというのが序盤に明かされた話の大筋。こいつが主人公か?この名俳優が流石に主人公やろというキャラが何の躊躇もなくバッタバッタと殺されていく様は、面白い漫画がたった数巻でサクッと完結するような気持ちよさを感じた。

そんで登場、ベティ・ギルピン演じるクリスタルさん。俺が好きなのは強い女、タバコを吸う女、バイクに乗る女。このうち二つを押さえてんだからもう最高や!

正直ジャケットに書かれている二極化を煽るだとか、富裕層vs庶民だとかそんなんどうでもいい!というか、作中においてもその辺りを敢えて薄っぺらく描いているような気すらした。ポリコレだとか、表現規制、薄っぺらな陰謀論といったようなものが如何に欺瞞に満ち、具体性がなく凝り固まった主観的観念論かを描きたかったのだとしたら見事に一石を投じたと考えられる(自分の考えすぎかもしれんが)。

まぁとにかく、強い女サイコーなので脳死でもながら見でも十分楽しめる名作でした。
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