風来坊

オペレーション:ラグナロクの風来坊のレビュー・感想・評価

2.0
潜水艦内で極秘の生物兵器のウイルスが漏れて乗組員が感染して、漂着した最寄りの町で今度は住民に感染が拡がる。政府はウイルスを消滅させる為に町を焼き払う計画をたて残された人々はどうなるという。使い古されたパターンの単純な話なのですが、編集の仕方が悪くスゴく分かりづらいです…。

主人公が身体鍛えていてムキムキで復讐とか威勢のいい言葉を吐いていたのにメチャ弱いって…。B級でゾンビ物なんだけれどスウェーデンの抱える移民問題をもっと知って貰いたいという意図なのか主張がかなり強め。
それが上手く物語と絡めば良いのですが、上手くいっておらずそれだけが前に出過ぎていて邪魔な印象…。

少しの間ですけど怖がる主人公達の顔のアップばかりでゾンビをなかなか映さずイライラ…。溜める演出なんですけど意図したのとは逆効果で単なる出し惜しみにしか見えませんね。
ゾンビは走るし、銃も撃つし、自我もだいぶ残ってようで見た目以外は普通の人間なのでオーソドックスなゾンビを期待すると肩透かしでしょう。

結局は人間同士の醜い争い…虚無感というか徒労感がある。人種差別と移民問題を絡めたシリアスな感染ゾンビパニックで好きな人はいると思います。
しかし、私は映画的な面白さを感じずイマイチでした…。
風来坊

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