ヨミ

シャン・チー/テン・リングスの伝説のヨミのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

MCU、完全に次フェーズに移行した感が強い。
『ブラック・ウィドウ』は良くも悪くも過去編だったので、『エンド・ゲーム』後を描いた映画は『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のみだったわけなので。
初のアジア系がメインに据えられているということで、中国語の割合がかなり多くて良い。基本的にハリウッド映画なので、英語メインなのかと思いきや英語な英語で使われる場面が明白になっている。中国系でも中国語のわからないキャラクターがいたり、ちゃんと作ろうという意思を感じる。
男は格闘、女は暗器!みたいな物語上のクリシェはあったが、別に嫌な感じがするほどではない。別にどっちも使ってたしね。

さて、こういう題材だとどうしてもPC的視線チェックが入りそうになるが、普通にめちゃくちゃ面白い。やはりケヴィン・ファイギの采配がいいのだろうか。一個の物語として成立させながら、それ自体が新しい物語として始まっていく。他作品と連結し、組み上がるユニバース的面白さがある。キャスリーン・ケネディは見習ってください。

あと最初にテン・リングスでお父さんが軍団相手に気張るシーンがあるんですが、『真・三国無双』じゃんとしか思えないので面白いです。
ヨミ

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