ねこ無双

シャン・チー/テン・リングスの伝説のねこ無双のレビュー・感想・評価

4.5
ストーリーは割とベタだと思うけど、
壊れた家族が死んだ母の存在にいざなわれ再集結(みんな思いは違うけど)。
父と子の確執、試練、絆…と涙無くしては見れない!

主人公はほんとに主人公?ってくらい最初はやぼったく見えるんだけど、どんどんヒーローの姿に近づいていって違和感が無くなってゆく。

そして、今回はなぜか角度によって若い頃のジャッキーチェンに見えて困る、父役のトニー・レオンはカッコいいカンフーアクションを見せてくれました!
若き日のお父さんとお母さんが初めて出会い戦闘を交えるシーンでは、二人が恋に落ちる過程を見せられてるかのよう。
演舞みたいに優雅です。

シャン・チーの叔母さま役ミシェル・ヨーの流麗なカンフーも素晴らしかった!

不思議な竹林に守られたター・ローの村の雰囲気もオリエンタルでステキでした。
その村に生きる神獣たち!
可愛いやら凛々しいやらが大渋滞。
顔の無い動物…モーリス。実は顔が無いってのが最初は怖くて仕方がなかった。
でも、そのしぐさを観ていたらだんだん愛おしい存在になってきました。
トレヴァーとのお互いの友情が感じられる場面は可笑しくも微笑ましい(死んだふりのとこ)。
その他にも、美しく凛とした魅力の九尾狐や、でっかくてカッコいい獅子。
獅子がイカモンスター(敵の魔物)に喰らいつく様子は、ゲソが暴れてイカの踊り食いしてるみたい。
とてもテンションあがりました!

中でもとってもお気に入りのシーン。
①バスの中での主人公の覚醒カンフー(覚醒っていうよりも隠してただけ)
②カフェでの友人たちに信じてもらえない回想話する痛快シーン。
③あの人(スペシャルゲスト)も合わせての3人でのカラオケシーン。

アジアンな雰囲気がとても良かった映画ですが、エンディングでは軽やかな魅力の英語曲とうまくマッチしてたなあと思います。



🐾Disney縛りその24

やっとDisney縛りから解放だ〜!
ホラー作溜まったら、いつかまた。