すいかのたね

シャン・チー/テン・リングスの伝説のすいかのたねのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かったです。特にアクションが良いですね。話としても無難に纏めつつ、テンリングスの起源について引っ張りもあり、続編が普通に楽しみ…でも帰ってくるのはテンリングスでシャンチーじゃないのか笑?

アクションは全体的にとてもカッコいいです。特にバスでの戦闘が狭い空間で手すりを多用して移動したり、横スクロールゲームっぽい映像演出が見れたのが面白かった。単純にカンフーアクションとしてもダイナミックでカッコ良かったと思います。腕剣の人やパパ戦…対人戦は概ね良いです。

テンリングスの使い道としてはパパの方がカッコよかったですね。特に一番初めの1000年前のテンリングスの使い方…どう見ても〇國無双じゃん笑とニヤけてしまうと共に、ムチ状にしたり波動拳したりと中々多彩でカッコイイと思いました。個人的にはチャンチーをワンインチみたいなアクションで吹っ飛ばした単純な破壊力マシマシってのが好きです。壁壊すときも10個つなげて殴ってたかな?

ただ、ラストの怪獣バトルはあんまり体術アクションの出番が無くてちょっと残念。まあ相手怪獣なのでしょうがないと思いますけど、やっぱアクションは人型相手の方が好みですね。


話も分かり易く、シャンチーの生い立ちと周囲の構成、テーマとして家族愛と生き方に焦点をあてていてスッキリ見れました。

ただシャンチーも妹も親父が現れたら一緒についていくのに、ペンダント奪うのにあんなに派手なことする必要あったか?とか、家族愛としては父親からの妻と息子娘に対してのベクトルはかなり強く描かれていましたが、息子娘からのベクトルがちょっと弱いと思ってしまいました。でもテンリングス継承するときの父と息子の表情は良かったです。

キャストに華が無いと言われていましたが、アクションが派手でカッコいいのであんまり気にならないし、シャンチーは結構地味目なリアクションをするのでキャラ的にも合っていると思います。イケメンでスカしているキャラはもう大量にいますしね笑。

総じて良作だと思います。
昨今のマーベル映画は必ず何かしらのウリがあるし、話もギャグも無難にまとめてくるので本当に外さない…エターナルズも早く見たいです!
すいかのたね

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