いっちゃん

シャン・チー/テン・リングスの伝説のいっちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

マーベルの中でもポスター地味だしあんまり期待してなかったんだけど見てみたらかなり良い。動くとすげぇかっこいいヒーロー。

作品のテーマに一貫性があって父(家父長制)との対決だったり決別がテーマになっていて。
それに伴う形でヒーローとヒロインがわかりやすいロマンスに染まらずに、親友としての距離感と親友としてのラブを貫いてくれていてすごいそれも良かった。

この点はわかりやすくティピカルでステレオタイプなクィアキャラを出すだけ出して何も起こらないようなクィアベイティングな作品よりもよっぽど家父長制に争い、多様性の提示としても進んでて素晴らしいしスマートな描き方で好きでした。
しかもディズニー配給のマーベル作品でそれをやり遂げた監督には賞賛を贈りたいです。

とにかくシャンチーとケイティのロマンスを伴わない友愛の描き方と2人の俳優さんの愛おしい演技でホッコリしながら、シリアスなところはカッコよくてキメるいい映画だった。

ポストクレジットのカラオケシーンはめっちゃホッコリ❤️最高❣️