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ソー:ラブ&サンダーのKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
1.5
[] 20点

人生ワースト映画某兎の監督ということで観るつもりはなかったのだが、ヴァルキリーとキャラが被るということでなかったことにされたらしいソーの元カノのシフが登場すると知って、マイナーキャラ好き天邪鬼としては観るしかねぇなとなってしまい(全然出てこねえじゃねえか!→よくよく調べたらドラマとかにはちょこちょこ出てるらしいがそっちには興味なし)。個人的にはたまに良いショットが出てくる福田雄一くらいの認識なんだが、今回は本編の半分くらいがどーでもいい話で、残りの半分はもっとどーでもいい小ボケだった。折角ジェーンが新生ジェーン・ソーとしてミョルニルを握ったのに、ソー本人が主人公としてボケ倒すので、締まるべきシーンですら締まらず、ソー&ジェーンの関係性は元カノという関係性以外描かれないので、それだけで押しきろうとしている。ロキというライバル不在の中で、ソー&ヴァルキリー、ジェーン&ヴァルキリー(初対面では?)の描かれ方も適当で、三人集まっても不完全燃焼は広がるばかり。"ジェーンが神になっちゃって神殺しに殺されそうになる"ではなく、"神殺しが俺を殺しに来る"&"ジェーンがミョルニル持っちゃった"に完全分離されているので、敵のはずの神殺しも何がしたいのかイマイチ掴めず、クリスチャン・ベールが魅力的だなというだけで終わる。

しかも、今回は…(以下、ネタバレなのでコメントで)

敵役クリスチャン・ベールの能力、ジェーン・ソーのミョルニル新技、ヤギと船など稀に良いとこもあったのでワーストは免れたが、ずっとつまらんかったし腹立たしい。
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