Mouki

ソー:ラブ&サンダーのMoukiのレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
3.5
記録

安定した面白さでした。

ナタリー・ポートマンはやはりスターな美しさがあったし、ソーとして大活躍は嬉しかったです。
クリスチャン・ベールのフッとした瞬間の演技が魅せてくれて危うく納得させられそうになるほどで、頭ひとつ上のお芝居が凄いですね。
ラッセル・クロウもここまでやるかってほど目一杯楽しんでる感じもいいです。
あ、それと彼の再登場w。彼はあの国ではシェークスピア的な立ち位置なんでしょうかw。
あ、それともう一人の重要人物の彼が出てこなかったのは残念ですが、彼は彼で単独で進行してしまったので仕方ないですかね。

意外性があったり、ちゃんと冒険してるし、ウルッとさせてくれるし、ちゃんと楽しませてくれるのはありがたいですね。

よく考えたら、クラシックとロックの相性がいいのは周知の話で、この監督が演出する間はソーにはハードロックが鳴り響くんでしょうね。
エンドクレジットで、『ソーは帰ってくる』と言っているので、単独作でまだまだ期待したいです。



P.S
ツッコミどころとしては、意外と笑わせようと狙ってスベっているトコロが多い気がします。
これは脚本や演出の部分ですねw
映画通やアメリカ人なら笑えるのかも知れないですが、それでも『えっ?』と間があく瞬間があったと思います。
狙い過ぎや詰め込みはアカンですねw

それとやっぱり気にいらないのは、LGBTの表現の仕方。なんか『実は…バ~ン!』みたいなのもイヤです。
中にはちゃんと表現されている人もいたわけですから、やるならネタじゃなくてちゃんとキャラクターを掘り下げてほしいです。

個人的見解の話ですが、ソーの作品で唯一DVDを所有していないのが『ダークワールド』なんです。クラシックなところを3作目からグイッと方向転換したのは本当に大正解だっと今回の作品を観て感じました。
Mouki

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